不動産の相続登記を進めようとしたら他の財産がでてきてしまった。どうしたらいい?
ご相談内容
「父名義の不動産の相続登記を進めようとして戸籍や通帳を確認していたところ、他にも預金や株式、昔購入した土地などが見つかりました。すでに遺産分割の話し合いを始めていましたが、やり直しになるのでしょうか?相続税申告や名義変更も含めて、何から進めればよいのか分からず困っています。」
回答
不動産の相続登記を進める中で、後から他の相続財産が見つかるケースは珍しくありません。まずは新たに見つかった財産を含めて、相続財産全体を整理することが重要です。
すでに遺産分割協議を行っている場合でも、内容によっては追加で協議や書類作成が必要になることがあります。特に、預貯金・有価証券・未登記不動産などは、相続税申告や名義変更に影響する可能性があります。
また、相続税の申告が必要なケースでは、後から財産が判明すると申告内容の修正が必要になる場合もあるため、早めの確認が大切です。
なぜそのような扱いになるのか?
相続手続きは、原則として「亡くなった方のすべての財産」を対象として進めます。そのため、不動産だけでなく、預金・株式・保険・負債なども含めて確認する必要があります。
特に相続登記では、不動産の名義変更だけを先に進めることも可能ですが、後から別の財産が見つかると、遺産分割の内容との整合性が問題になることがあります。
そのため、実務上は最初に相続財産の全体像を把握してから手続きを進めることが重要とされています。
放置していると起こり得るリスク
- 遺産分割協議をやり直す必要が出る
- 相続人間で「聞いていない財産がある」とトラブルになる
- 相続税の申告漏れを指摘される可能性がある
- 追加の名義変更手続きが発生する
- 不動産の売却や活用がスムーズに進まなくなる
実務上よくあるケース
実際には、古い通帳や郵便物から預金口座が見つかったり、固定資産税の通知で別の不動産が判明したりするケースがよくあります。
また、被相続人が地方に土地を所有していたことを家族が把握していなかったという事例も少なくありません。
相続人の一部が財産の存在を知らなかった場合、「公平に分けられていない」と感じ、相続人間の関係が悪化することもあります。さらに、相続税申告後に新たな財産が発覚し、修正申告が必要になるケースも実務上あります。
まず何から対応すべきか?
まずは、被相続人の財産を一覧化し、全体を把握することが大切です。
- 預貯金の取引履歴や残高確認
- 固定資産税通知書の確認
- 証券会社からの郵送物確認
- 登記簿や名寄帳の取得
- 遺言書の有無確認
そのうえで、相続登記・遺産分割・相続税申告をどの順番で進めるべきかを整理していきます。状況によって必要な対応は異なるため、早い段階で専門家へ相談することで、手続きの漏れやトラブルを防ぎやすくなります。
まずはご相談ください
当事務所では、不動産の相続登記をきっかけに判明した追加財産についても、相続全体を整理しながらサポートしております。
「何から確認すればよいか分からない」という段階でも問題ありません。現状確認のみのご相談も可能です。
- このままで問題ないのか知りたい
- 相続税申告が必要かわからない
- 名義変更や財産整理を進めたい
- 将来トラブルにならないか不安
相続手続きは、早めに全体像を把握することで、後々の負担を軽減できるケースが多くあります。まずはお気軽にご相談ください。 無料相談はこちら





























