先代名義の不動産がでてきたけど自分がもらってもいいの?
ご相談内容
「亡くなった父の遺品整理をしていたところ、かなり昔の土地の権利証が見つかりました。名義を確認すると祖父の名前のままでした。この不動産は長年、父が固定資産税を払って管理していましたが、自分が相続しても問題ないのでしょうか?」というご相談をいただくことがあります。
回答
結論からいうと、先代名義の不動産であっても、直ちに自由に自分のものにできるとは限りません。
不動産の名義が祖父や曾祖父など過去の名義のままになっている場合、現在の相続人全員を確認したうえで、相続登記の手続きを進める必要があります。
また、長年管理していたとしても、原則としては法定相続人全員に権利が及ぶ可能性があるため、他の相続人との話し合いが必要になるケースも少なくありません。
なぜそのような扱いになるのか?
不動産は、亡くなった時点で相続人へ承継されます。しかし、名義変更(相続登記)をしなければ、登記簿上は昔の所有者のまま残ります。
その結果、相続が何代にもわたって発生すると、相続人の人数が増え、権利関係が複雑になることがあります。
特に相続登記を長期間放置していると、戸籍収集だけでも大きな負担になる場合があります。現在は相続登記の申請義務化も始まっているため、早めの確認が重要です。
放置していると起こり得るリスク
- 相続人が増えて話し合いが難しくなる
- 不動産の売却や担保設定ができなくなる
- 所在不明の相続人が出てくる
- 相続登記の手続き費用や時間が増える
- 遺産分割を巡って親族間トラブルになる
実務上よくあるケース
実際の現場では、「固定資産税を払っていたから自分のものだと思っていた」というケースが少なくありません。
しかし、登記を確認すると、先代名義のままになっており、調査を進めると疎遠な親族も相続人になっていたという事例があります。
また、不動産売却のタイミングで初めて問題が発覚し、相続人全員の同意取得に時間がかかるケースもあります。税務上も、相続財産の把握漏れがあると、相続税申告の修正が必要になる場合があります。
まず何から対応すべきか?
まずは、不動産の登記簿謄本を取得し、現在の名義を確認することが大切です。
そのうえで、以下のような流れで進めるのが一般的です。
- 登記簿で所有者を確認する
- 戸籍を収集して相続人を確定する
- 遺産分割協議を行う
- 相続登記を申請する
ただし、相続関係が複雑な場合や、相続人が多数いる場合は、手続き方法が異なります。早い段階で専門家へ相談することで、スムーズに整理できるケースが多くあります。
まずはご相談ください!
先代名義の不動産は、放置期間が長いほど手続きが複雑になる傾向があります。
当事務所では、相続登記や相続財産調査について、現状確認からご相談いただけます。
- このままで問題ないのか知りたい
- 相続税申告が必要かわからない
- 名義変更や財産整理を進めたい
- 将来トラブルにならないか不安
「まだ正式に依頼するか決めていない」という段階でも問題ありません。まずは現在の状況整理から、お気軽にご相談ください。無料相談はこちら





























